シミュレーションプロ野球2000

ファミコン版でも知られる古田敦也監修「シミュレーションプロ野球」のWindows用最新版。PS版もあるがクソらしい(未確認情報)

本作の特徴は何と言っても、Windowsプラットフォームを嘲笑うかのようなその独特なインターフェイスにある。ウィンドウ右上端のクローズボタンが押せない代りに[戻る]ボタンがあったり、成績一覧のソートには各項目名称の下にボタンがあったり等々…(図1) 各ウィンドウ間の遷移も分かりにくくて、気の短いユーザーならこれだけで意気消沈間違い無し。

価格が価格(定価\3,900)だけに妙に納得してしまいそうだが、内容的には対抗製品であろう「戦略プロ野球」(システムソフト)にひけをとらないだけに、今後の改良を強く望む。あーあそうそう、編集機能の注意書き「指定されている範囲の数値以外を入れたことによるソフトの破損について、弊社は一切の責任を負いません。」は健在です。(図2,図3)

さて、前作からの大きな変更点と言えば「キャッチャーモード」(図4)、「インターネット対戦」、あとは作戦コマンドの追加(図5,図6,図7)といったところ。特にキャッチャーモードは、シミュレート精度の問題は別として、感情移入するためには必須ではないかと思ってます。「ベスプレ」なんかでは「投手タイプ」という属性で一括りだからね(古いバージョンではカーブ/シュート/フォークの三種類だった)。これで「名監督2」に一歩近づいたかなとゆう感じ。(それはそれでどうなのか?)

まとめ。作戦コマンドや能力パラメータも豊富で、全体的にまとまっていてよい作品かなと思いました。低価格ということもあるし。但しそれを打ち消してもお釣りが来るほどのマイナス材料もあり、今後の改良が非常に望まれます。

以下、改めて改善要望を列記:

以上。

シミュレーションプロ野球2000
対応機種Windows95/98
メーカーヘクト
ジャンルバイト学生にVBで作らせたみたいな野球ゲー
定価\3,900+Tax

追記: 上記画像掲載にあたってはヘクト社の許可を頂きました。